豊田市職員調査結果の概要 |
ポイント1 男女の性別によって性質は自ずから異なるのでしょうか? |
図1 男女別の性質の違い
|
|
男性・女性という性別の違いによって、性質も違うと捉えられているのかどうかを見るための設問です。
男性と女性、基本的に性質や特性が異なるものであると考えられているようです。女性に優れた性質(環境適応性から単純作業の持続性までの項目)と男性に優れた性質(総合的判断力から創造力までの項目)の2つのグループにはっきり分かれています。
また、一般的に男性は女性に比べて、「総合的判断力」や「リーダーシップ」「仕事に対する責任感」が強く、女性は「気配り」ができて「人当たりがよく」「手先が器用」なものだと捉えられていることがわかります。
|
しかし…、
例えば、人当たりのよい男性はいないのでしょうか?
リーダーシップのある女性はいないのでしょうか?
このことを一つ一つ考えていくと、これらの性質は、男女の性別によるものではなく、個人に属するものであることがわかってきます。 |
確かに、性別が違えば身体能力などの違いはあります。
しかし、「男性はこんな性質や特性」「女性はこんな性質や特性」という思い込みは、個人の特性や能力をきちんと見ることなく、「総合的判断力が優れている男性は企画部門向き、女性は人当たりがよくないと勤まらない窓口向き」といったように、職場の業務分担や配属にまで影響を与えることになってしまいます。
|
だから、
1.職場での業務分担は個人の能力を見て決めているかチェック!
2.ついつい「女性だから」とか「男性だから」と思っていないかチェック!
3.部門や業務について職員の性別が偏っていないかチェック!
4.配置には性別ではなく個人の能力と適正をまず見ているかチェック! |